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脳の取り扱い説明書-13(ミルトン・モデル)

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 脳の取り扱い説明書-12では、「メタモデル」と呼ばれる、相手の無意識のなかにある信念や世界観が、具体的にどのような内容かを聞き出す質問法について簡単に説明しました。

 今回は「ミルトンモデル」、あるいは「逆メタモデル」と呼ばれる方法について説明します。
 まず、ミルトンモデルというのは、現代医療催眠の第一人者であるミルトン・エリクソン博士の言葉づかいを分析し、体系化した方法です。

 ミルトンモデル(逆メタモデル)を説明する前に、簡単にメタモデルについておさらいをしますね。この方法は、二人の天才的な治療家であるヴァージニア・サティアとフリッツ・パールズが、クライアントの問題を解決するために、相手の無意識に隠れている思考パターンや信念体系を探り出し、問題解決へと導いていくものです。
 
 つまりメタモデルは、無意識と呼ばれる思考パターンが生み出された記憶庫の中から、問題を構成している隠された要素をクライアントの中から引き出すものです。

 この方法は、セラピーなどの場で、思考や感情を自由に表現させることも含まれているので、クライアントの中で固定化され制限を生じさせている問題が浮き彫りにされていき、クライアントが自分の思考の反射的パターンやそのプロセスに気づくことで、問題解決へとつなげようとする方法でもあります。

 前回は、メタプログラムの具体的な項目について書かなかったのですが、逆メタモデルを示すために、ここでご紹介したいと思います。「」のように、クライアントによって「省略・削除、歪曲、一般化」が行われ、言葉にされていない思考パターンに対して、それを具体化・明確化し引き出す方法が「メタモデル」です。
 また逆に「」の項目のような方法を使い、セラピストが意図的に表現を曖昧にすることで、クライアント自身の無意識を活性化し、よりよく変化する方法を引き出そうとするのが「逆メタモデル=ミルトンモデル」です。

「省略・削除」
 ①「単純削除」に対する質問
  (私は怒っている→何に、誰に?)
 ②「比較削除」に対する質問
  (あなたって最低→誰の中で最低?)
 ③「指示詞の欠如」に対する質問
  (みんなが持っている→具体的に誰と誰が?)
 ④「不特定動詞」に対する質問
  (彼女は全くわかっていない→具体的に何が、どのようにわかっていない?)
 ⑤「名詞化 に対する質問
  (母親は心配性だ→どのように心配するの?)

「歪曲」
 ⑥「因果関係」に対する質問
  (課長のせいで嫌な気分になる→課長と嫌な気分とどう結びつくのですか?)
 ⑦「複合等価」に対する質問(彼女はよく泣く、きっと寂しがり屋だ→
   泣くことが、どのように寂しがり屋とつながるのですか?)
 ⑧「マインド・リーディング(読心術)」に対する質問
  (あなたは嫌だと思っているでしょ?→どのようにして私が嫌だということがわかるの?)

「一般化」
 ⑨「判断」に対する質問
  (日本人は働き者だ→誰がそう言ったのですか?)
 ⑩「全称限定詞」に対する質問
  (みんなが私をバカにする→みんなとは具体的に誰ですか?)
 ⑪「必然性/可能性の様相記号」に対する質問
  (私は我慢できない→何があなたを我慢させないの?)
 ⑫「前提」に対する質問
  (もっと経験を積めばわかるよ→私が経験を積んでいないとどうしてわかるの?)

*この部分は、「手にとるようにNLPがわかる本*加藤聖龍著*かんき出版」を参考にしています。

 メタモデルの欠点としては、あまりにもダイレクトに思考パターンに働きかけすぎるため、少々理詰めになってしまい、クライアントの心理的な抵抗を生み出すこともあるようです。

 そこで、メタモデルでクライアントの思考パターンや信念体系を浮き彫りにし、問題の構成要素を顕在化させたあとに、クライアント自らが新しい変化を選び、好むよう方向づけるモデルが必要になってきます。その方法が、この「ミルトン・モデル」、あるいは「逆メタモデル」です。

 ミルトンモデルでは、12の逆メタモデル以外に、クライアントの体験にペーシングしたり、クライアントの無意識に働きかけるための催眠誘導パターン、連結語、付加疑問文、ダブルバインド(二重拘束)、メタファーなども活用したりします。上記の言葉や使い方については、機会がありましたらご紹介したいと思います。


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脳の取り扱い説明書-12(メタモデル)

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「脳の取扱説明書-12(メタモデル)」

 メタ・モデルは、NLPで最初に体系化された「言葉の使い方」の理論です。その中の「メタ」という言葉はギリシャ語で「超える」という意味で、「モデル」は英語で「模範・手本または標準となるもの、今後の範とするために試みられたもの、機械・自動車などの型式(カタシキ)、型」という意味があります。

 つまり、メタモデルというのは、各人の思考の鋳型やパターン、あるいは目には見えない思考というプログラムの中身が、どのような概念の集まりから構成されているのかを探るための手法と考えるとよいでしょう。

 上記の資料によると、NLPにおいてクライアントが問題だと感じていることを魔法のように解いていった人のモデルとして家族療法家のヴァージニア・サティアとゲシュタルト療法のフレデリック・パールズの二人があげられています。そのなかで、この二人の天才セラピストが、クライアントから情報を聞き出すときにある種の質問をしていることに注目しました。そして、リチャード・バンドラーとジョン・グリンダーは、実際の行動に言語学上の知識を適用したモデルを組み立てたということです。

 簡単にメモモデルと呼ばれる質問方法を説明しますと、「誰が、いつ、どこで、なぜ、何を、どうした?」という感じで、新聞記者のように5W1Hを明確にする、あるいは、おせっかいおばさんのように質問するような形式です。この目的としては、相手の話した言葉のなかで、相手の頭の中だけにある考え方を、コミュニケーションを改善するために、より具体的かつ明確化・顕在化することにあります。そうすることによって、クライアントのなかで制限され固定化した信念の幅が広がり、気づきが深まります。

 具体的には、相手の頭の中にある考え(プログラム)の中で、言語化されずに「省略・削除」してしまった情報を取り戻したり、「歪曲(ワイキョク)」してしまった情報を修正したり、「一般化」したことによる制限を取り除くためにあります。そうすることによって、相手に新しい視点で物事を見つめ直すきっかけを与え、自らの中により幅広い可能性を見出すことができるようになります。

 この方法は、クライアントが何も問題だと感じていない状態や本人が良いと思っている出来事には、あえて使う必要はありません。というのは、このように質問されると、クライアントは質問者から尋問されているような気持ちになり、人によっては責められている気持ちになる場合もあるからです。

 ですから、このメタモデルを使うときは、相手の無意識(プログラム内)にあるより具体的な情報の出所を明確にし引き出すことで、問題解決や制限を広げるための手助けをするためにあります。このため質問するときには、その状況に合わせ、優しく穏やかに問いかけたり、相手の真意を理解したいという態度で行うことが大切です。

 メタモデルの内容や詳細については別の機会に説明する予定です。
 お楽しみに♪

脳の取り扱い説明書-11(信念)

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 この世は、なにがホントで、なにがウソなのか・・・
 迷ってしまうことが多いのではないかと思います~

 今日は、私たちがこの現実世界を認知-認識するプロセスと「信念」について、現代科学で考えられていることや、NLP(神経言語プログラミング)などの分野で洞察されている内容をまとめてみました~
 
 その内容については読みにくいと思いますが、チャートをご参照ください♪

 私たちは、この現象世界の中で、身体の五感から情報を収集して、それをさらに脳内で言語と結びつけ、色々なことを考えています。でも、そのすべてが、科学的な概念でいうと、電磁的なイメージによって作り出されたものということができると思います。

 でも、この現実の中で、現象を観察し続けると、私たちの世界の中であるパターン化された事実としての法則というようなものも見えてきます。

 何がホントでについて、仏教では「勝義諦(ショウギタイ)」と呼ばれる、この現実世界のなかでの究極・最高の真実として考えられているものがあります。勝義諦とは、「心(シン)=認識する働き」「心所(シンジョ)=心が生ずるときに、それに対応して生ずる精神的な働き」「色(シキ)=身体・物質」「涅槃(ネハン)=渇愛(カツアイ)が消滅し、完全に煩悩から自由であり、融通無碍な境地のこと」です。
 
 NLPは、この現実世界の中で、自他の問題解決や願望実現に大きな力を発揮します。
 仏教は、NLPと同じように五感と意識について言及していますが、瞑想的な手法を活用し、もっと人間の本質とはあるいは心とは何であるかを究極までつきとめた方法であると個人的に考えています。

 

脳の取り扱い説明書-10(サイコバイオグラフィ)

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 今日は、心理学的にある人の伝記・一代記・生涯を分析する手法(サイコバイオグラフィー)についてです。
 
 この心理的な技術は、ある人の生涯をたどることで、その人を「モデリング(思考法のパターンやその配列を真似る)」したり、5W1H(When,Where,Who,What,Why,How)という真実を探るための質問法と組み合わせることで、その人が成し得たことを知るための具体的な手順を、私たちに与えてくれます。

 サイコバイオグラフィーは、ある人が、この現実の中で、「いつ、どこで、(だれが)、何を、なぜ、どのように」行ったかについて描写する手段ということもできます。また、この技術は、NLPのトレーナーでもあるロバート・ディルツが提唱した「意識レベルの6つの階層」とも関係しています。

 具体的には、上から「スピリチュアル・レベル(自我を超え、完全に自由で制限のない精神状態)」、次に一人の人間として、自分自身が何者でありたいか?という「アイデンティティ・レベル」、そのような自分が何者であるかを意味づける「信念と価値観レベル」、そのことを裏づける「能力レベル」、そして、実際に何かを行う「行動レベル」、最後に行動に移すための機会や制約としての「環境レベル」が示されています。

 1.Who(誰)-アイデンティティレベル
   「私は誰か(何者であろうとするのか?)」-使命・役割
 2.Why(なぜ)-信念・価値観レベル
   「なぜ誰かである必要があるのか?」-動機・許可
 3.How(どのように)-能力レベル
   「では、どのようにしたらその者になりうるか?」-行動の決定・変更(戦略・計画)
 4.What(何を)-行動レベル
   「その者であるために、具体的に何をするか?」-行動・範囲
 5.When(いつ)+Where(どこで)-環境レベル
   「その者は、その行動をいつ、どこで表現するか?」-機会・制約

 上記のような考え方は、上位から下位レベルに進む「ある人が、何者であるかから始まり、いつ、どこでその自分を表現するか」という見方と、その逆に下位から上位レベルに進む「ある人が、あるとき、どこかで生まれ、何者かでありたいと願うようになる」という成長のプロセスから眺める見方があります。

 上位から下位レベルへの影響としては、自分が何者であるか(アイデンティティ・レベル)は、自分の存在意義を示す方向性がある「信念・価値観」を生みだします。
 次に信念・価値レベルは、動機(意欲)を生みだし、特定な「能力レベル」を向上させる許可を自らの与え、「行動レベル」へと具体化されていきます。
 このような上位レベル(上位概念・心の深層構造)に導かれ、現在の自分の環境・現状における立ち位置(ポジション)が決まり、どんな現実(行動・環境)をつくり出そうとするかが選択されることになります。

 また、上位から下位、下位から上位へお互いに影響しあうこともあります。たとえば、「信念は体験によって作られ、行動は信念によって支配される」という感じで影響しあうということです。

 NLPは天才たちが持っていた卓越性が、どのように開発されていったかを研究したり、精神的な病があるとき、各個人の内的な精神構造を探るときに「メタ・モデル(クライアントの言葉遣いを観察し、言葉によって説明されていない一般化された考え方、言葉の省略、概念の歪みに対して、適切な質問を行い、その人の上位概念を段階的に見つけ出す方法)」という方法も活用しています。

 このように、意識レベルには様々な階層構造があることに気づいたり、「メタ・レベル(顕在意識より上位レベルの無意識の階層構造)があること知ることによって、私たちは自分自身の考え方や動機を、より大きな視野から眺めたり、自己実現や自己成長のために活用したり、今、自分が具体的に何をどのようにしたらよいかを明確化することができるようになります。

 


 
 

 

脳の取り扱い説明書-9(失敗をフィードバックへ)

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 最近は、facebook、ミクシィなどで、現在の安倍政権の政策の異常さを感じ、自民党の掲げている「秘密保全法案」や「国家安全保障会議」についての批判をつぶやくことが多くなっています。

 あくまで、私が個人的に思うことですが、歴史上、あるいは人間の特性として、何かを秘密にするときは、後ろめたいことがあったり、悪だくみがなされていることが多いと思います。むしろ、各国がお互いを信頼しあうために、「秘密をオープンにする、シェアする」ことのほうが、世界平和につながるように思います。

  昨日は、そのようなことに夢中になりすぎて、ブログを更新しませんでした。自分の外側にあることばかりに夢中になりすぎず、ちゃんと自分自身が選び、実行しようと決心したことをおろそかにしてはいけないなぁ~、って思いました(笑)。そのような失敗から学び、今日のテーマを活用し、私自身ももっと成長していきたいと思います♪

 NLPと関係のない前置きが長くなりましたが、今日は失敗を効果的に活用する方法-失敗をフィードバックする-ことについてです。

 私たちは、何事も最初からうまくできるわけがないのに、失敗すると、人に笑われたり、バカにされたことがあるため、失敗を恐れ、それがとても悪いことだ、と信じ続けるようになったのではないかと思います。

 しかし実際には、赤ん坊の頃は、体を少しずつ動かすことにも、トライ・アンド・エラーをくり返し、一見失敗に見える体験を修正しながら、やがてハイハイができるようになり、直立二足歩行という高度な神経系の営みを、当たり前にできる状態にまで成長してきました。

 さらに、言葉を聞き、話せるようになり、色々なことを学ぶこともできるようにもなります。
 天才だと言われている人も、凡才だと信じている人でも、誰もが、とても高度かつ巧みな神経系の活動と個性的な性格をもつだけでなく、ユニークな能力をもっています。

 このように、私たちの一人ひとりは、とても素晴らしく、ユニークな面がたくさんあるにもかかわらず、画一化された学校教育-決められた枠組み-のなかで、よい点数が取れる人だけが賢い人だ、と信じ込み、そのような学びにあまり興味をもてなかった人は、自分は賢くない、と信じ込んでしまうことが多かったのではないかと思います。

 でも、そのような学校教育の枠組みだけが、各個人にとって力を発揮するために必要なのではなく、各人が真に情熱と興味をもっている得意分野を、どんどん伸ばしていくことこそが、本当の意味で、自らが学ぶ喜びとなり、自分自身に自信がもてるようになる大切なプロセスだ、と考えたらいかがでしょうか?

 そのためにも、学校教育や会社組織という狭い枠組みのなかで、自分は勉強できないとか、何をやってもうまくいかない、失敗ばかりしている、と信じている人に、「失敗は常に成功の元」であり、失敗だと信じ落ち込んでいる人に、「また一つ大きな学びを得たね」と祝福したならどうでしょう!

 実際、何か物事を行うときには、「何がうまくいき、何がうまくいかないか」を知るためには、必ず「うまくいかないこと」を学び体験するプロセスが必要です。ですから、現在まで失敗という言葉に左右され、自分自身を落ち込ませてきた考えを「リフレーミング(新しく有意義な考え方の枠組みを与えること)」し、それを学びとして活かすことが重要です。

 今日は、失敗だと感じている状態をフィードバックとして活かしていく手法である「TOTE(トート)モデル」について、チャート(『超心理コミュニケーションNLP*高橋慶治著*第二海援隊』)でご紹介したいと思います。 
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